介護職員初任者研修を修了するためのフロー

近年、有料介護老人ホームなどの介護施設の求人情報を見ると、応募条件が「介護職員初任者研修修了者」となっていることがあります。この介護職員初任者研修とは、2013年より新しく導入されたもので、それまでの「ヘルパー2級」とほぼ同等の資格として扱われています。介護職員初任者研修は、介護に関する基本的な知識や介護技術を約130時間かけて学ぶもので、各自治体に認定されたスクールや養成機関で受講することが可能です。

受講するために必要な条件はありませんが、各スクールや養成機関によって受講にかかる費用や資格取得までの期間は異なります。また、費用に関しては最低2万円台から最高で10万円を超す場合もあるようです。学ぶ内容が同じであれば、費用は安い方が良いと考える人もいると思いますが、各スクールや養成機関によって、休日や夜間のコースの有無、欠席時の無料振り替え講座の有無など、様々な違いがあります。介護初任者研修には必ず通学が必要となるため、通いやすく、条件に合ったスクールや養成機関を探すことが、費用以上に重要なポイントになるでしょう。

また「ヘルパー2級」の取得には必須であった、介護施設を訪れての実務実習は介護職員初任者研修ではなくなっていますが、スクールや養成機関によってはオプションで実務実習を行っている場合もあります。介護施設で働きたいと考えている方は、実際の現場を体験することができる、実務実習のオプションのあるスクールは、かなり魅力的と言えるでしょう。